ストレスとは無縁……という人はなかなかいない。
だが現状に対する考え方や見方次第で、ストレスは軽減できる。
ビジネスリーダーのアドバイスやメンターを提供する専門家がForbesが
「ビジネスのストレスを減らす6つの方法(6 Ways to Reduce Business Stress)」
として、その対策を伝授している。
うきうきした新年度の高揚感と同時にストレスも多い春、自分なりのストレス撃退法を見つけたい。
○1. 悪いことばかりじゃない、うまくいっているものを見つけよう
われわれの生活は、仕事と私生活に分けられ、仕事と私生活もさらに細かく分類できる。
多くの場合、うまくいっていないと感じていることはそのほんの一部で、うまくいっているものもあるはず。
希望の部署に配属されたとしても、そこで上司との関係がうまくいかない場合、どうしても頭の中に残ってストレスの原因となってしまうのは上司との関係だ。
自分の生活をもっと高い視点からみてみると、実は喜べることはたくさんあることに気がつくだろう。
ここは一つ、再確認するために紙とペンを用意しよう。
生活の中でうまくいっていることを書き出し、PCの横に貼ってみてはいかがだろう。
大丈夫、それほど悪くない、と思えるはず。
○2. To-Doリストは明確に
漠然と焦っても結果はなにも出ない。
不安や焦りを感じるなら、To-Doリストを作って何をしなければならないのかをはっきり書き出そう。
多くの場合、書いてみればそれほど難しくない/多くないと思えるのではないだろうか。
ここでもやはり、紙とペンで書いていくプロセスで頭をすっきりさせよう。
○3. デスク周りを整理整頓
部屋がどのぐらい整理されているかで心の整理具合も分かるという人もいる。
書類が積み重なったデスクでは何が重要なのかもわからなくなる。
断捨離ではないが、まずはデスクを整理しよう。
心もすっきりしてくるはずだ。
視覚的にすっきりすると、気分が変わり、心も晴れやかになると期待したい。
○4. 3ステップ深呼吸
不満が頭をよぎったら、まず大きく深呼吸。
息を吐き出すときに自分の抱えている問題やストレスも出ていくと思い描きながら、3回深呼吸をしてみよう。
きっと気分が軽くなるはずだ。
○5. 他人を助ける
ストレス緩和の効果的な方法の1つが、自分から距離を置くこと。
他の人を助けるのにフォーカスするとよいという。
問題を抱えている自分よりも、他の人を優先させるというと変な気もするが、人になにかをしてあげることは、幸福感と深いつながりがあるという調査もある。
○6. 行動する
「学習性無力感」という言葉をご存知だろうか。
仕事で長い間、自分の役割や責任からストレスを感じると、状況を変えようという気すら起こらなくなる。
うつに近い状態といえるかもしれない。
このような状態に陥った場合、解決策はやはり行動を起こすことだ。
状況を変えようと行動することで、無力感から脱して状況をある程度コントロールできるという可能性を感じるだろう。
行動を起こすことと状況の変化に良い循環がうまれ、好転しだした頃にはストレス状態を脱していることだろう。