『筋トレ&ダイエットのモチベーションをキープさせる方法?』
「絶対○kgやせる!」、「腹筋が6つに割れるまで鍛える!」と目標を決めるものの、目に見える成果が得られないと、つい三日坊主になりがちです。
そこで、ボディメイク・ダイエット専門家でボディメイク・ジムShapes(シェイプス)代表の尾関紀輝(おぜき・としあき)トレーナーに、トレーニングやダイエットのときに効果的なモチベーションの維持法について伺いました。
■「脳」と「トレーニング内容」をコントロール
「トレーニングやダイエットを続けるためには、『脳』と『トレーニング内容』のコントロールが重要です」と尾関トレーナー。以下の説明は、尾関トレーナー談です。
1.脳をコントロール
人間は習慣の動物です。
「トレーニングしなくてもいいか」と感じてしまうネガィブな感情を打ち消すよう、脳をコントロールしましょう。
雨が降っているから今日はさぼろう」、「寒いから……」と、何かと理由をつけてさぼりたくなってきたら、第三者とともにトレーニングするスケジュールを立てます。
友人と一緒にする、有料のジムやヨガスタジオを予約する、ランニングイベントへの参加を決めるなど、他者との「約束」があれば、行動を起こすモチベーションにつながります。
それをきっかけに、アクションを起こしたという事実が脳にインプットされ、一人でも天気が悪くても、トレーニングの習慣が身につくようになるでしょう。
2.トレーニングの内容をコントロール
1回のトレーニング時間をより短時間に設定し直します。
運動時間が1時間以上続くと、筋肉分解が起こりやすくなります。脂肪を燃焼させるはずの筋肉量が減り、「脂肪が燃えづらい=太りやすくやせにくい体質」になりがちです。
頑張りすぎてもよくありません。
■自分にアメとムチ、新たな刺激を与える
続いて、モチベーションをアップする方法についてお聞きします。
3.アメとムチ法
「アメ」と「ムチ」を使い、気持ちを奮い立たせましょう。
・アメ
それまでの自分の努力を振り返り、自分自身をほめてあげましょう。
例えば、「体重や体脂肪率、ウエストのサイズなど具体的な数値の変化を記録する」、また、「トレーニング開始前には小さかった洋服に袖を通してみる」など、以前との違いを「実感する」と励みになるでしょう。
また、「一定期間で目標を達成したときにはごちそうを食べに出掛ける」など、「自分ごほうび」を設定して手帳に書き出しておくなど、自分を鼓舞するアメを用意します。
・ムチ
「モデルのウエストサイズを自分のサイズと比べる」、「モデルのウエストサイズをメジャーで自分のウエストに当ててみる」、「マラソンなら、アスリートは1キロあたり何分で走っているのか。
自分のタイムと比べる」、「アスリートと同じタイムペースで走ってみる」など、具体的な目標数値を実感しましょう。
このアメとムチの両方を実践するのがポイントです。
4.インパクト法
どんなに効果的なトレーニングでも、繰り返すうちに、体はそれに慣れていき、やがては変化が止まります。
そこで、変化を与えるために、ジョギングを実践している人であれば山登りをする、など、全く種類の異なるトレーニングを行うようにします。
すると、体と心に新しい刺激を与えられることができ、再び目に見えた変化が起こるようになります。
5.イメージ法
「なりたい自分の姿」をイメージする、その頻度に比例して心身は変化していきます。言い換えれば、イメージできないことは実現しません。
例えば、Sサイズのジーンズを試着しているシーンや、スリムになってデートしているシーンなど、トレーニングの目標となる姿を常に想像するようにしましょう。