良い睡眠をとるための生活習慣のうち、特に食生活に関するものをご紹介します。
■夕食は就寝予定時刻の3時間前には済ます
胃腸には、いわゆる腹時計と呼ばれる体内時計があります。
おなかが膨れると眠くなりますが、ぐっすり眠るためにはある程度、胃腸の動きが落ち着くことが必要です。
■夕食を2回に分ける
夜ご飯から寝るまでの時間が取れない場合は、夕方におにぎりなど手軽なものを食べておいて、帰宅してから2度目の夕食をとりましょう。
ただし、2度の食事で夕食1回分ですから、カロリーオーバーにならないよう気をつけてください。
■小腹が空いたら軽いものを少しだけ
眠る前に空腹を感じたら、5分間、本当に食べたいのかどうかを考えます。
気を紛らすためにストレッチングなど軽い運動や読書、友人との電話も試してみてく ださい。
お茶や水を飲んだり、キュウリやセロリをかじってもおなかが満たされなければ、うどんなどの炭水化物を少しだけ食べてください。
■朝食は快適睡眠への第一歩
良い睡眠をとる準備は、朝から始まります。
朝食をとると腹時計が動き出し、体内時計がリセットされます。
乳製品やバナナに含まれるトリプトファンは、目を覚ましてくれるセロトニンの原料になります。
さらにセロトニンは、夜になると睡眠ホルモン・メラトニンに変わるのです。
■眠気覚ましのおやつにはチョコレートを
カフェインはコーヒーやお茶のほか、チョコレートにも含まれています。
午後の眠気対策として、おやつにチョコレートを食べると眠気が少なくなります。
おしゃべりにも覚醒効果がありますから、友だちと一緒に食べると効果が増します。
ただし、高カロリー食でもありますから、食べ過ぎには気をつけましょう。
実は肥満と関係が深い睡眠の量と質。
ダイエットだけでなく、メタボリック症候群の予防のためにも良い睡眠はとても大切です。
ちょっとした工夫でぐっすり眠れるようになりますから、できることから少しずつ試してみてください。